未経験でも東京でタクシードライバーになれる?研修・二種免許・最初の壁を現役目線で解説

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東京でタクシードライバーに転職したいと思っていても、未経験だと不安はかなり大きいと思います。

「東京の道なんて覚えられるのか」
「車の運転にそこまで自信がないけど大丈夫なのか」
「本当に稼げる仕事なのか」
「隔日勤務みたいな働き方に慣れられるのか」

こうした不安は、未経験ならかなり自然です。実際、僕自身も転職前はかなり不安でした。前職はWeb制作会社で、完全デスクワークからの転職だったので、タクシーの仕事とはかなり遠いところからのスタートです。

ただ、結論から言うと、未経験でも東京でタクシードライバーになることは十分可能です。

実際、この仕事を始める人の多くは未経験ですし、前職も年齢もかなりバラバラです。一方で、最初から何もかも順調にいく仕事ではないのも事実です。特に最初は、地理、首都高、営業の感覚、休憩の取り方、勤務リズムなどで苦戦しやすいです。

この記事では、未経験から東京でタクシードライバーを目指す人に向けて、二種免許や研修の流れ、最初にぶつかりやすい壁、慣れるまでの目安を現役ドライバー目線で整理していきます。

目次

この記事の結論

  • 未経験でも東京でタクシードライバーになることは十分可能
  • ただし最初は地理、首都高、勤務リズムで苦戦しやすい
  • 二種免許や研修は必要以上に怖がらなくて大丈夫
  • 半年〜1年くらいは慣れる期間と考えるのがおすすめ

なお、収入面が気になる方は、
「東京のタクシードライバー年収はいくら?平均・手取り・1000万の現実を現役目線で解説」
もあわせて読むと全体像がつかみやすいです。

未経験でも東京でタクシードライバーになることは十分可能

まず一番伝えたいのは、未経験だから無理ということはないという点です。

東京のタクシー業界は、未経験から入る人がかなり多いです。実際に働いていると、前職は本当にさまざまです。営業職や接客業の人もいれば、僕のようにデスクワーク中心の仕事から転職してきた人もいます。年齢も20代から40代以上まで幅広く、未経験だから特別珍しいという感じではありません。

僕自身、Web制作会社の完全デスクワークからこの仕事に入りました。だからこそ、「ずっとパソコン仕事だった自分にできるのか」「運転の仕事なんて別世界ではないか」と思う気持ちはよくわかります。

でも、実際に入ってみると、スタート地点で求められるのは最初から完璧にできることではありません。大事なのは、少しずつ慣れていく前提で続けられるかどうかです。

もちろん、未経験でもなれることと、最初から楽に稼げることは別です。ここを勘違いすると、転職後にギャップを感じやすくなります。

未経験でも東京でタクシードライバーにはなれる。
ただし、最初は苦戦するのが普通です。

東京でタクシードライバーになるまでの流れ

未経験だと、「そもそもどういう流れで仕事を始めるのか」が見えにくいと思います。ここでは、一般的な流れをざっくり整理します。

まずは会社に応募して入社する

最初はタクシー会社の求人に応募し、面接を受けて入社する流れです。未経験者向けの求人では、二種免許を持っていない状態でも応募できることが多く、むしろその前提で採用している会社も珍しくありません。

この段階で大事なのは、「未経験歓迎」と書いてあっても、本当に未経験者を受け入れる体制があるかを見ることです。給与保障の条件、配車アプリの有無、勤務体系、事務所の場所などは、入社後の働きやすさにかなり関わってきます。

二種免許を取得する

タクシードライバーとしてお客様を乗せるには、普通免許だけではなく二種免許が必要です。

未経験者が不安に思いやすいのがここですが、僕の感覚では、二種免許の取得は必要以上に怖がらなくて大丈夫です。もちろん真面目に取り組む必要はありますが、「難しすぎて無理」というほどのものではありませんでした。

転職前はここを気にする人が多いですが、実際に働いてみると、二種免許を取ること自体よりも、その後の現場に慣れていく方がずっと大きなテーマになります。

研修を受けてから乗務開始になる

二種免許を取得したあとは、研修を受けてから実際の乗務に入る流れになります。

研修では、基本的な接客、業務の流れ、機器の使い方、ルールなどを学びます。未経験者にとっては、ここで最低限の土台を作るイメージです。

ただ、ここで誤解しない方がいいのは、研修が終わったからといって現場で困らなくなるわけではないということです。研修はあくまでスタートのための準備であって、本当に慣れていくのは現場に出てからです。

僕自身も、振り返ると二種免許や研修の時点より、実際に現場へ出て回数をこなすことの方が圧倒的に大事でした。

未経験者が最初に苦戦しやすいのは研修より現場

未経験の人に事前に知っておいてほしいのはここです。

タクシー転職を考えると、「研修についていけるか」「二種免許を取れるか」といった不安が先に来やすいです。でも、実際に仕事を始めてみると、本当に大変なのはむしろ現場に出てからです。

お客様の行き先は毎回違いますし、道路状況も違えば、時間帯ごとの人の流れも違います。同じ勤務でも毎回条件が変わるので、最初はかなり戸惑います。

特に未経験者が苦戦しやすいのは、次の5つです。

  • 地理
  • 首都高
  • 営業の感覚
  • 休憩の取り方
  • 勤務リズム

地理の感覚がないと最初はかなり不安

東京でタクシーをやるうえで、最初にぶつかりやすいのが地理です。

地名としては知っている場所でも、実際に走る感覚として位置関係がわかっていないと、かなり不安になります。たとえば「六本木」「赤坂」「新橋」「日本橋」などの名前は聞いたことがあっても、それぞれがどの方向にあって、どうつながっているのかが頭に入っていないと、現場では一気に難しく感じます。

僕自身、最初は六本木がどっちにあるのか、お客さんを乗せたときに車がどっち方面に向いているのかすらわかりませんでした。

今振り返れば初歩的に見えるかもしれませんが、未経験の最初は本当にそのくらいの感覚です。

ただ、今はナビがあります。地理に自信がなくても、走りながら少しずつ覚えていくことは十分できます。最初から東京の地理に詳しい人の方が少ないので、ここは必要以上に心配しすぎなくて大丈夫です。

首都高の出入り口を覚えるのが大変

東京でタクシーをやるなら、首都高はかなり重要です。そして未経験者が最初に苦戦しやすいポイントでもあります。

地上の道路だけなら何とかなる場面でも、首都高が絡むと一気に難しく感じます。入口と出口、分岐、路線のつながり方を把握していないと、かなり焦りやすいです。

僕も、首都高を覚えるのはかなり大変でした。

東京の地理自体がまだあいまいな状態で、さらに首都高の出入り口まで頭に入れようとすると、最初はかなり混乱します。

だから未経験のうちは、最初から全部を完璧に覚えようとしなくて大丈夫です。ただ、主要な入口や出口の感覚は、少しずつ押さえていった方がかなりラクになります。

営業の感覚は最初からわからなくて当然

タクシーの仕事は、ただ運転していればいいわけではありません。

どの時間帯にどこへ行くか、どういう場所でお客様が動くか、どの流れで営業を組み立てるかといった感覚もかなり大事です。

でも、これは未経験なら最初からわからなくて当然です。研修だけで身につくものでもありません。実際に走りながら、「この時間はこういう流れになる」「このエリアは単価が出やすい」といったことを少しずつ覚えていく必要があります。

休憩の取り方が意外と難しい

未経験だと意外かもしれませんが、休憩の取り方も最初は難しいです。

休みすぎると売上に響きますし、逆に休憩を我慢しすぎると疲れがたまって判断力が落ちます。

僕も、休憩の取り方はかなり難しいと感じました。未経験のうちは、「今休んでいいのか」「もう少し走った方がいいのか」がわかりにくいと思います。

このあたりも、何回か勤務を重ねるうちに自分なりのペースが見えてきます。

隔日勤務に慣れるのも最初の壁

東京のタクシー会社では隔日勤務が一般的ですが、これも未経験者にとっては最初の壁になりやすいです。

特に、僕のように完全デスクワークから転職した人だと、働き方そのものがかなり変わるので、最初は体力的にも感覚的にもきつさを感じやすいと思います。

僕自身も、隔日勤務は大変でした。

ただ、これも最初からうまくできなくて普通です。何回か勤務を重ねるうちに、自分なりの休憩の取り方や体力の使い方が見えてきます。

二種免許や研修は必要以上に怖がらなくて大丈夫

未経験者の不安の中でも、「二種免許」と「研修」はかなり大きいと思います。ただ、ここは必要以上に怖がらなくて大丈夫です。

僕の感覚では、二種免許の取得難易度はそこまで高くありませんでした。もちろん真面目に取り組む必要はありますが、極端に身構えるほどではないと思います。

研修についても、基本的なことはしっかり学べます。接客、業務の流れ、機器の使い方など、最低限必要なことは教えてもらえるので、未経験者にとって大事な土台になります。

ただし、やはり本番はそのあとです。研修で一通り学んでも、実際にお客様を乗せて走るようになると、現場ならではの難しさが出てきます。

だからこそ、未経験の人は「二種免許や研修を完璧にこなせるか」だけを心配するより、現場で少しずつ慣れていく前提で考えた方が気持ちはラクです。

初乗務は緊張する。でも思ったより何とかなります

未経験の人にとって、初乗務はかなり緊張すると思います。僕もかなり緊張しました。

「本当にお客さんを乗せて大丈夫なのか」
「道を間違えたらどうしよう」
「ちゃんと案内できるのか」

こうした不安は、初日なら当然です。

ただ、正直に言うと、思ったより何とかなったというのが僕の感想です。

最初から余裕があるわけではないですが、数日経てば基本的な流れには少しずつ慣れてきます。

それに、今の時代はナビがあります。昔に比べれば、未経験でもかなり始めやすい環境です。もちろん、ナビがあるから全部解決するわけではありませんが、地理に自信がない人にとってはかなり大きな助けになります。

慣れてくるまでの目安は半年〜1年くらい

未経験からタクシーを始める人が気になるのが、「どれくらいで慣れるのか」だと思います。

これは人によって差はありますが、僕の感覚では半年くらいで少し慣れてきた感覚がありました。そして、本当に落ち着いてくるのは半年から1年くらいを見ておいた方がいいと思います。

最初の1か月は、とにかく仕事そのものに慣れる時期です。地理、勤務の流れ、接客、機器の操作、休憩の取り方など、覚えることが多くて余裕はあまりありません。

その後、何か月かたつと、少しずつ頭の中で街のつながりが見えてきます。「あの地名はこのあたり」「この道はこうつながっている」「この時間はこのエリアが動きやすい」といった感覚が、少しずつ積み上がってきます。

僕も最初は方向感覚すらかなりあいまいでしたが、走っていくうちに少しずつ地理の感覚が身についてきました。

だから、未経験の人は最初の数週間や1〜2か月だけで「向いていないかも」と判断しすぎない方がいいです。半年から1年くらいは勉強の期間と考えておくと、かなり気持ちがラクになります。

未経験者が転職前に知っておきたいこと

未経験から東京でタクシードライバーを目指すなら、転職前に知っておいた方がいいことがあります。

最初から完璧を求めすぎない

未経験者が苦しくなりやすい理由のひとつが、最初から完璧を求めすぎることです。

最初から地理も営業も売上も全部うまくいくことは、基本的にありません。それを前提にしてしまうと、少しうまくいかなかっただけで必要以上に落ち込みやすくなります。

未経験のうちは、できないことがあって当たり前です。最初は慣れることを優先して考えた方が、結果的に続きやすいと思います。

最初は売上より主要道路を覚えることが大事

未経験の最初の段階では、売上だけを追いすぎない方がいいです。

まず優先したいのは、東京の地理を理解すること、主要道路を覚えること、首都高の出入り口を把握することです。この土台がないまま数字だけを追っても、結果的に焦りやミスにつながりやすいです。

最初から走りすぎると事故リスクが上がる

これは未経験の人にかなり伝えたい部分です。

最初から売上を求めて走りすぎると、焦りが出て事故リスクが上がります。僕自身も、最初から売上を求めて走りすぎるのは危ないと感じました。

未経験の時期は、まず安全に運行すること、地理を覚えること、首都高の感覚をつけることの方が大事です。

慣れてきたら人の流れや高単価エリアに挑戦すればいい

最初から全部をやろうとしなくて大丈夫です。まずは地理と道路を覚えることを優先して、そのあとに営業の幅を広げていけば問題ありません。

人の流れが多い時間帯や、高単価につながりやすいエリアは、ある程度慣れてから意識していく方がスムーズです。

未経験者の優先順位

  1. 地理と主要道路を覚える
  2. 首都高の出入り口を把握する
  3. 安全に走る
  4. 勤務リズムに慣れる
  5. そのあとに売上アップを狙う

未経験でも向いている人・向いていない人の特徴

タクシーの仕事は、やってみないとわからない部分も多いです。ただ、現役で働いている感覚として、ある程度の傾向はあります。

向いている人の特徴

未経験でも比較的なじみやすいと感じるのは、次のような人です。

  • 切り替えが早い人
  • 人と話すのが極端に苦ではない人
  • 地道に覚えることができる人

タクシーの仕事は、毎回思い通りにいくわけではありません。うまくいかない時間もあるので、引きずりすぎずに切り替えられることはかなり大事です。

向いていない人の特徴

逆に、苦戦しやすいと感じるのは次のようなタイプです。

  • すぐメンタルが崩れてしまう人
  • 長時間勤務が合わない人
  • 受け身すぎる人

とはいえ、多少不安があるから向いていないというわけではありません。最初は誰でも不安ですし、やりながら判断していく部分も大きいと思います。

未経験者ほど会社選びは重要

未経験から東京でタクシードライバーを始めるなら、会社選びはかなり重要です。

同じタクシー業界でも、働きやすさは会社によってかなり違います。特に未経験者は、最初の環境の影響を受けやすいので、「どこでも同じだろう」と考えない方がいいです。

見るべきポイントとしては、次のあたりがあります。

  • 事務所エリア
  • 無線や配車アプリ
  • 給与保障
  • 寮の有無
  • 勤務体系

未経験者ほど、「最初に入る会社」はかなり大事です。会社選びについては別記事で詳しくまとめる予定ですが、この部分を軽く見ない方が、転職後のミスマッチを減らしやすいです。

実際の働き方やきつさを先に知っておきたい方は、
「タクシー転職のリアル系の記事」
もあわせて読むとイメージしやすいと思います。

まとめ

未経験でも東京でタクシードライバーになることは十分可能です。実際、この仕事を始める人のほとんどは未経験で、前職も年齢も本当にさまざまです。

ただし、最初から簡単にうまくいく仕事ではありません。地理、首都高、営業の感覚、休憩の取り方、隔日勤務への慣れなど、未経験者が最初に苦戦しやすいポイントははっきりあります。

だからこそ、転職前に「最初は苦戦するのが普通」と知っておくことが大事です。半年から1年くらいは勉強の期間と考えて、焦らず少しずつ慣れていけば問題ありません。

僕自身も、完全デスクワークからの転職で、最初は方向感覚すらかなりあいまいでした。それでも走っていくうちに少しずつ地理の感覚が身につき、仕事にも慣れていきました。

最初から完璧を求めすぎず、まずは安全に、ゆっくり確実に売上を増やしていく。
未経験から東京でタクシーを始めるなら、この意識がかなり大事だと思います。

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この記事を書いた人

ミナトのアバター ミナト 東京タクシー転職ノート運営者

都内で働く現役タクシードライバー。
タクシー業界への転職を考えている方や、仕事の実態を知りたい方に向けて、現場経験をもとに情報を発信しています。

このメディアでは、タクシードライバーの仕事内容、給与事情、働き方、転職時に気になるポイントなどをできるだけわかりやすく、実体験ベースでまとめています。

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