「タクシー転職って実際きついのかな」
「検索すると“やめとけ”って出てきて不安になる」
そんなふうに感じている方は多いと思います。
実際、タクシーの仕事は決して楽ではありません。
勤務体系は一般的な昼職とは違いますし、歩合の要素もあるので、向いている人と向いていない人が分かれやすい仕事です。
ただ、その一方で、ネット上ではかなり極端に語られやすい仕事でもあります。
「全然稼げない」「絶対やめとけ」と言われることもありますが、現場にいる感覚としては、そこまで単純ではありません。
僕自身、転職前に不安だったのは、隔日勤務の生活スタイル、東京の地理がまったく分からないこと、本当に稼げるのかという3つでした。
この記事では、そうした不安もふまえながら、タクシー転職が「きつい」「やめとけ」と言われる理由と、東京で働くリアルを正直にまとめます。
この記事の要点
- タクシー転職は楽ではない
- きついと言われる主な理由は、勤務体系、売上の波、慣れるまでの大変さ
- ただし東京は未経験でも挑戦しやすく、思っているより稼げる
- 体力があり、一人で黙々と働ける人には向いている
- 世間のイメージだけで「やめとけ」と判断するのはもったいない
タクシー転職が「きつい」「やめとけ」と言われる理由
タクシー転職が不安視されやすいのには、ちゃんと理由があります。
まずは、多くの人が気にするポイントを整理してみます。
収入が歩合制で不安定に見えるから
タクシーの仕事は、固定給だけで完結する働き方ではありません。
歩合の要素があるので、同じ会社でも売上によって収入差が出ます。
未経験から転職を考える人にとって、ここはかなり不安になりやすい部分です。
「本当に生活できるのか」「安定しないのではないか」と感じるのは自然だと思います。
僕自身も、転職前は本当に稼げるのかがかなり不安でした。
ただ、実際にやってみると、東京のタクシーは思っていたよりお客さんに恵まれていて、しっかり考えて乗せれば売上を作れる仕事だと感じています。
東京のタクシードライバーの年収や給料が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。

勤務体系が独特で、生活リズムに慣れるまで大変だから
タクシーの仕事は、一般的な会社員と同じ生活リズムではありません。
特に隔日勤務や夜日勤は、慣れるまではかなり独特です。
僕の場合、実際に一番きつかったのは隔日勤務の終盤でした。
タクシーは長時間勤務になるため、途中で3時間程度休憩を取る必要があります。
その時間に仮眠を取る方が多いのですが、僕はタクシーの車内で仮眠するのが苦手で、なかなかしっかり休まらなかったんです。
そのせいで、勤務の終盤になると疲れが抜けきらず、そこが一番大変でした。
隔日勤務がきついかどうかは、単純な労働時間の長さだけではなく、休憩や仮眠をうまく取れるかでもかなり変わると思います。
お客様対応が大変そうだから
タクシーは運転の仕事であると同時に接客業でもあります。
そのため、「変なお客様が多そう」「酔客対応がきつそう」と不安になる人も多いです。
ただ、実際に働いてみると、世間のイメージほど極端ではありません。
僕の感覚では、嫌なお客様は1割未満です。
ほとんどのお客様は良い方で、思っていたよりずっと普通です。
もちろん理不尽な場面がゼロとは言いません。
でも、「毎日嫌なお客様対応で消耗する仕事」というイメージは少し違うと思います。
地理を覚えるのが大変そうだから
未経験の人がかなり不安に感じるのが、東京の地理です。
僕も転職前は、正直ここがかなり不安でした。
でも実際にやってみると、地理は思っていたより何とかなりました。
そして、コミュニケーションがしっかり取れれば、お客様に教えてもらえることもあります。
そういう意味では、地理だけで詰むというより、分からない中でも落ち着いて対応できるかのほうが大事だと思います。
未経験のうちは、地理や営業の動き方に不安を感じるのが普通です。
ただ、最初から完璧である必要はなく、少しずつ慣れていけば大丈夫です。
事故リスクや緊張感があるから
タクシーはお客様を乗せて走る仕事です。
そのため、安全運転へのプレッシャーは常にあります。
外から見ると「運転しているだけ」に見えるかもしれませんが、実際はかなり神経を使う仕事です。
長時間運転になるので、体力だけではなく、集中力を保つことも大事になります。
会社選びを間違えると一気にきつくなりやすいから
同じタクシー業界でも、会社によって働きやすさはかなり変わります。
給与体系、歩率、配車アプリの有無、営業エリア、研修、社内の雰囲気など、差が出るポイントは多いです。
ただ、何を優先すべきかは人によって違います。
とにかく稼ぎたい人もいれば、働きやすさや雰囲気を重視したい人もいます。
つまり、その人にとって良い会社は違うということです。
たとえば、お金をしっかり稼ぎたいなら、歩率や配車アプリが入っているかはかなり重要です。
逆に、無理なく長く働きたいなら、勤務体系や雰囲気、サポート体制を重視したほうがいいかもしれません。
だから「おすすめの会社」を一律で決めるより、自分が何を重視したいかを先に決めることのほうが大事だと思います。
会社選びはタクシー転職でかなり大事なポイントです。
歩率や配車アプリだけでなく、自分が何を優先したいかを整理してから会社を見るのがおすすめです。
実際にタクシーの仕事できついと感じやすいポイント
ここからは、もう少し現場寄りの話をします。
タクシーの仕事は、単純な体力仕事というより、勤務終盤のきつさ・売上の波・気疲れが大きい仕事だと感じます。
隔日勤務の終盤はやはりしんどい
僕が実際に一番きつかったのは、隔日勤務の終盤です。
最初に不安だった生活スタイルの部分は、やはり現実でも楽ではありませんでした。
隔日勤務では長時間勤務の中で休憩を取り、その時間に仮眠する人が多いです。
ただ、僕はタクシーの車内で仮眠するのが苦手で、うまく休めませんでした。
そのため、勤務の後半になるほど疲れが抜けず、そこがかなり大変でした。
隔日勤務がきついかどうかは、単純に労働時間だけで決まるわけではありません。
仮眠や休憩をうまく取れるかどうかもかなり重要だと思います。
売上が悪い日はメンタルがきつい
タクシーは、良くも悪くも数字がはっきり出る仕事です。
だから売上が悪い日は、どうしても気持ちが落ちやすくなります。
ただ、ここは働いてみて思うのですが、悪い日が出るのはある程度仕方のないことです。
逆に良い日もあります。
タクシーは、ある意味では浮き沈みのある商売だと思っています。
大事なのは、1日単位で振り回されすぎないことです。
締め日になってみれば、毎月だいたい同じくらいの売上に落ち着くことも多いです。
なので、売上が悪い日があっても、そこで感情的になりすぎず、割り切って積み上げる感覚はかなり大事だと思います。
地理は意外と何とかなるが、根気は必要
転職前は、僕も地理をかなり心配していました。
でも実際にやってみると、地理は思っていたより何とかなりました。
ただし、楽観しすぎてもいけません。
地理そのものよりも、分からないことを少しずつ覚えていく根気が必要です。
その意味では、「すぐに結果が出なくても積み上げられるか」が大事だと思います。
気疲れする日もある
タクシーは、ずっと重いものを持つような仕事ではありません。
でも、安全運転、お客様対応、地理確認、営業判断を続けるので、気疲れする日はあります。
とくに未経験のうちは、覚えることも多く、神経を使いやすいです。
最初の数か月は「思っていたより疲れるな」と感じる人も多いと思います。
それでも東京のタクシー転職が一概にやめとけとは言えない理由
ここまで大変な面を書いてきましたが、それでも僕は、東京のタクシー転職が一概に“やめとけ”とは思っていません。
東京は思っているより稼ぎやすい
これは僕が実際にやってみて感じたことですが、東京のタクシーは思っていたよりお客さんに恵まれています。
しっかり考えて乗せれば、売上は作れます。
たとえば終電後の時間帯は、どこで営業するかによって単価がかなり変わります。
ローカル駅につけて60分で3,000円という動きもあれば、高単価エリアで営業していれば15,000円になる可能性もあります。
もちろん、毎回そうなるわけではありません。
ただ、確率が高い場所に毎回ベットし続けるような考え方ができる人ほど、売上を伸ばしやすいです。
トップドライバーは、まさにそういう立ち回りをしています。
つまり東京のタクシーは、ただ走るだけで稼げる仕事ではない一方で、時間帯・場所・立ち回り方を考えるほど差がつく仕事でもあります。
高収入を目指せる夢がある
東京でタクシーをやるメリットは、どんな経歴の人でも高収入を目指せる可能性があることです。
年収1,000万円近くは、正直言ってわずかなトップドライバーの世界だと思います。
誰でも簡単に届く数字ではありません。
ただ、年収800万円であれば、十分現実的に狙えるラインだと思います。
一般的に、未経験から転職して年収800万円を目指せる仕事はそう多くありません。
そう考えると、東京のタクシーはかなり夢のある仕事だと思います。
一人で黙々と働けるのは大きな魅力
タクシーの仕事は、一人で動く時間が長いです。
そのため、ずっと人間関係に気を使い続けるような働き方が苦手な人にはかなり合います。
僕自身、向いている人の特徴としてまず思うのは、体力がある人と一人で黙々とできる人です。
逆に、常に誰かと一緒に動きたい人や、細かく指示されないと不安な人には合わないかもしれません。
プロフィールも含めて現役ドライバー目線をもう少し知りたい方は、こちらもどうぞ。
→ [運営者プロフィール]
タクシー転職が向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 体力がある人 | 体力がない人 |
| 一人で黙々と働ける人 | 一人の時間が苦手な人 |
| 根気よく積み上げられる人 | すぐ結果を求めすぎる人 |
| 売上の波を割り切れる人 | 浮き沈みに引っ張られやすい人 |
向いている人の特徴
体力がある人
勤務体系に慣れるまでのしんどさを乗り越えるには、やはり体力は強みになります。
一人で黙々と働ける人
職場の人間関係にずっと気を使うより、自分で考えて一人で動く時間が好きな人には向いています。
根気よく積み上げられる人
タクシーは、すぐに全部うまくいく仕事ではありません。
地理、営業の立ち回り、売上の波との付き合い方など、少しずつ積み上げる必要があります。
そういう意味で、根気よく続けられる人はかなり向いています。
売上の波を割り切れる人
悪い日があっても、そこで気持ちを切らさず、月単位で積み上げられる人は安定しやすいです。
向いていない人の特徴
体力がない人
タクシーは座り仕事ですが、長時間勤務で、特に隔日勤務の終盤は体力が必要です。
根気が続かない人
意外と地道な積み上げが必要なので、短期的に結果が出ないとすぐ気持ちが切れてしまう人はきつくなりやすいです。
収入の浮き沈みに耐えられない人
売上が悪い日を毎回引きずってしまうと、精神的にかなり疲れやすくなります。
一人の働き方が合わない人
タクシーは自分で考えて動く時間が長いので、常に誰かと一緒のほうが安心する人には合いにくいかもしれません。
タクシー転職で後悔しないために入社前に確認したいこと
転職後に「思っていたのと違った」となりやすいのは、仕事内容そのものより、事前確認不足のケースも多いです。
- 自分が何を重視するかを先に決める
-
まず大前提として、稼ぎたいのか、働きやすさ重視なのか、勤務体系を優先したいのかを整理したほうがいいです。
ここが曖昧なままだと、会社選びでズレやすくなります。 - 歩率や給与体系
-
お金を重視するなら、歩率はかなり大事です。
最低保証や研修中の条件も含めて確認しておきたいところです。 - 配車アプリの有無
-
稼ぎやすさを考えるうえで、配車アプリが入っているかも重要です。
未経験者ほど、この差の影響を受けやすいと思います。 - 勤務体系が自分に合うか
-
昼日勤・夜日勤・隔日勤務のどれが中心なのか、自分の体力や生活リズムと合いそうかはかなり大事です。
- 研修やサポート
-
未経験で入るなら、研修やサポートがどれくらい丁寧かも見ておきたいポイントです。
現役ドライバーとしての考え方や働くリアルは、プロフィールでも少し書いています。
気になる方はそちらもあわせて読んでみてください。
→ [運営者プロフィール]
入社前チェックリスト
- 自分は稼ぎ重視か、働きやすさ重視か
- 歩率はどうか
- 配車アプリは入っているか
- 勤務体系は自分に合っているか
- 研修やサポートは丁寧そうか
- 営業エリアは自分に合いそうか
- 会社の雰囲気に違和感はないか
タクシー転職でよくある質問
- タクシー転職は未経験でもきついですか?
-
未経験でも始められます。
実際、ほとんどの人が未経験からスタートしています。ただし、楽ではありません。
特に勤務体系に慣れるまでは大変なので、体力はあった方がいいです。
最初のうちは地理や営業の動き方に戸惑うこともありますが、少しずつ慣れていけば十分やっていける仕事だと思います。 - 東京のタクシーは本当に稼げますか?
-
稼げます。
現に年収1,000万円プレイヤーもいます。もちろん、1,000万円はトップ層なので誰でも簡単に届く数字ではありません。
ただ、年収800万円程度であれば、十分現実的に狙えるラインだと思います。
未経験からでも高収入を目指しやすいのは、東京のタクシーの大きな魅力です。 - 隔日勤務は慣れるまでどれくらいかかりますか?
-
人によりますが、目安としては半年くらいです。
僕自身も、隔日勤務は最初かなり独特だと感じました。
特に長時間勤務の中で休憩や仮眠をどう取るかは、人によってかなり差が出ると思います。
慣れるまでの数か月は、無理しすぎず自分なりのリズムを作るのが大事です。 - 嫌なお客様はどれくらいいるんですか?
-
僕の体感では1割未満です。
ほとんどのお客様は良い方です。タクシーというと酔客やクレームのイメージを持たれやすいですが、実際には世間の印象ほど極端ではありません。
もちろん大変な場面はありますが、そればかりではないです。
まとめ|タクシー転職はきつい面もあるが、東京なら現実的な選択肢になる
タクシー転職が「きつい」「やめとけ」と言われるのには、ちゃんと理由があります。
勤務体系は独特ですし、収入には波がありますし、慣れるまで大変な部分もあります。
僕自身も、転職前は生活スタイル、地理、本当に稼げるのかという不安がありました。
実際にやってみても、隔日勤務の終盤はやはりきついと感じました。
特に、車内でうまく仮眠が取れない自分にとっては、そこがかなり大変でした。
でも、その一方で、思っていたより稼げること、お客様のほとんどは良い方であること、地理も何とかなることは、やってみて分かったリアルです。
東京のタクシーは、しっかり考えて動けば売上を作れますし、年収800万円も十分現実的に狙える夢のある仕事だと思います。
もちろん、年収1,000万円はわずかなトップドライバーの世界です。
ただ、それでも未経験から高収入を目指せる仕事としては、かなり魅力があります。
一緒にタクシーやりましょう。
世間のイメージより、ずっと良い仕事ですよ。
